お初 日本語ツアー、コッツウォルズ

美しい田舎町コッツウォルズ

ロンドン市内からまた近郊にでかけます。

コッツウォルズです。

コッツウォルズについて

コッツウォルズは東京都と同じくらいの広さを誇り、100くらいの町からなっている。そんなコッツウォルズ地方は、イギリスの産業革命についていけなかった。石炭はとれないし、土壌がやわらかくて鉄道も敷けない。同時は完全に置いてけぼりをくらったけど、そうしたことが功を奏してか昔の風景がそのまま残っているのがコッツウォルズ。ちなみに、「コッツ」は「羊」、「ウォルズ」は「丘」を意味している。

と、バスガイドの人が言っていました。そう、コッツウォルズは公共交通機関がイマイチなのでツアーを利用してみました。

一日でコッツウォルズの4つの村を訪れる忙しいツアー(65GBP)

1.バイブリー

400年以上も前の家がそのまま建っているというから驚き。マスの養殖(トラウトファーム)が有名らしく、村の養殖所では試食ができちゃう。イギリスのデザイナーであるウィリアム・モリスによって「イギリスで最も美しい村」と称されたんだとか。この旅で「最も~」を何度見たことか 笑

ま、でもたしかに美しいんですわ。日本人はもちろんのこと、韓国人も女性を中心に大変盛り上がっていました。

有名な通り、アーリントンロー
15コッツ矢印

400年以上前の家々が並びます。
11コッツアーリントン

現在はナショナルトラストによって保護されています。そして、実際に人が住んでいます。毎日のように観光客に写真を撮られる家ってどうなんでしょう。こんなふうにね。
12コッツ人が住んでいる

草すごいなー おい。
13コッツ草だらけ

バイブリーを流れるコルン川。
14コッツ川

なんかちょっと日本庭園を思わせるようなしだれ具合。

バイブリーの宿はこの一軒のみ。
16コッツ唯一のホテル

17世紀の馬小屋を改装した宿らしい。今まで数々の小さな村を見てきましたが、この村も1,2を争う小ささ。観光客が少ないと思われる朝に散歩したら、最高だろうなぁ

2.バーフォード

昼食休憩も兼ねた2ヶ所目の村。

HUFFKINS

ガイドが勧めていた店の一つ、HUFFKINSへ。
21コッツパン屋

パン屋です。お腹がすいていなかった筆者の目は、惣菜パンではなくスイーツへ向かいます。
22コッツパン屋の

何も買うつもりなかった気持ちが一気に吹き飛んでしまいました。ということで、エクレアをチョイス(1.95GBP)。これまた、でかい…
17コッツエクレア

フォークがプラスチックでなく、木製というところもおしゃれ。これで、2GBPいかないとは安いですな。支店が別の村にもあるみたいですが、ここのトートバックが人気なんだとか。これはお土産価格で設定されていましたね。

バーフォードの街歩き

村はこの通りがメインとなっていまして、観光するのは主にここと教会ぐらい。
24コッツ撮影ポイント

てか、イギリスってメインストリートって言わないんですね。その代わりに、ハイストリートって言うみたい。ハイウェイはモーターウェイだし、エレベータはリフトだし、readingをレディングと読んだり… アメリカ英語を学ぶ日本人にとっては馴染みがないですな~

ちなみに、写真の渋滞の原因はこの先にある一方通行の橋「昔のまんま」を大切にしているので、工事して道幅を広くすることはないそう。

さて、この通りに沿って歩いてみましょう。牛の革?
23コッツ牛

どこで休もうか迷うパターン。

自由時間になって、昼食をとるためにガイドさんと同じ店にぞろぞろと入っていく日本人を見て、あー 日本人だな~と思いましたね。団体の9割以上の人が吸い込まれるように入っていく光景は面白いです。ひねくれものの筆者は、こうなると絶対に別の店に行きたくなる

メインストリートからちょっとでも外れるとこれ。
26コッツ小道

住宅地でしょうかね。

ポンド紙幣デザインのナプキン。商品の一つを高さ調節のための土台に使っているのにウケました 笑(写真真ん中下)
27コッツ紙幣ナプキン

駄菓子屋的な店。気軽に買えるということもあってか観光客おおし。
28コッツ土産物屋

チョコレートピザ。
29コッツチョコレート

ほとんど見えてない店の名前。
30コッツ草に隠れた字

3.ボートン・オン・ザ・ウォーター

コッツウォルズのベネチアと呼ばれているそう。
41コッツSOW

たしかに大きな川?が村の中心を流れていて、観光客もたくさんいて… そうなのか?笑 ここの滞在時間は1時間ないくらい。このツアーで訪れた村の中で群を抜いて観光客数が多かったです。時間帯の関係もあるとは思いますが。それにしても、いわゆる「かわいらしい」お店が多いこと。女子ウケ間違いなしの村ですわ。香水ショップが有名だそう。メンズもありました。

ボートン・オン・ザ・ウォーターの街歩き

あと、昔の車のミュージアムも人気。
42コッツ草車

川から顔を出している石の上で休憩するカモたち。
43コッツカモの休憩

観光客が多いものの、美しい村であることに変わりはありません。アメリカにいる今改めて思うけど、やっぱヨーロッパの街並みがいいわ~
44コッツ小道

45コッツ避暑地として最適

まぁ、駆け足ながらも見て回りましたが、滞在時間が短すぎて、全部をまわりきれなかった… 笑 このツアー、ここで昼食休憩を設ければいいのに。バーフォードよりも見どころ多いしさ。ま、ルート上の問題があるのか何かしら理由があるのでしょうね、きっと。

欲張りプランのツアーなのでそういうもんだと思いますが、ツアーって忙しい。個人の自由度がどうしても低くなってしまいますからね。でも、何といっても移動がラク。そして、ツアーガイドの人が言う通り動いていれば、なに不自由なく最低限の観光スポットをおさえられるし、ガイドの人が詳しいので綿密な事前調査を行う必要もない。ツアーにはツアーの良いところがあるということを実感できました。自分で旅をしてきたからこそ、そのメリットがどれだけ大きいのか分かる気がします。

4.ストウ・オン・ザ・ウォルド

「ストウ」は「岩」、「ウォルド」は「丘(単数形)」。イングランドでも標高の高い場所らしいが、まさかの海抜250mほど。イングランドがいかに平坦な地であるか分かります。この村はアンティークを取り扱う店が多いです。少々、入りづらい。

ストウ・オン・ザ・ウォルドの街歩き

有名なのがこの細い通り。
51コッツ羊を数える通路

昔、売買にかけられた自分の羊をカウントするのにこの路地を通らせて、一頭ずつ上の小窓から数えていたんだとか。街並みは他の村と同じです。
52コッツ街並み

53コッツカフェ

アンティークということもあってか? 耳の模型がおいてある。
54コッツ耳の模型

村の広場にはベンチがいくつかあって、その中心に昔使われていたさらし台がありました。ボロボロだったけど。

コッツウォルズのツアー – 総評

ということで、ツアーは終了。朝の7時台に集合し、ロンドンにはちょこっと渋滞にはまりながらも17時台に帰還。行きと帰りは無料のトイレがあるサービスエリアで休憩をとってくれるので、助かります。バスは運転手によって飲食禁止だったりするけど、今回のイギリス人ドライバーは、「日本人はキレイに使ってくれるから、どうぞご自由に」と許可してくれました。それもそのはず。だいたいの人は、基本的にゴミはバスの中に残していきます。イスの前のポケットとは限りません。席の上、床、席と席の間… 海外は日本よりも路上にゴミ箱があるんだから、そこへ捨てればいいのに。 ま、それはそれとして。

今回、申し込んだツアーはH.I.S.の「もっとコッツウォルズ」(日本語ガイド)ってやつです。この内容で、イギリスにおいて、65GBPはお得感がありました。日本から来ていた友人も大満足。ツアー参加者のほとんどは、夫婦か女子グループ。若めの男二人組は少し浮いていたかな 笑

読者のみなさまからのコメント

  1. ikuko より:

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    こんにちは。

    私のは”みゅう”のツアーでした。
    4つも回ったので、効率がいいとも言えましたが、
    なんか、田園でのんびりするイメージだったのに、
    お土産物屋さん中心で少し残念な気がしました。

    よかったのは、どこかの村の教会でした。
    忙しい人にはいいかもしれませんね。

  2. KTK より:

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    ブログ見ていただき、ありがとうございます!

    湖水地方でも感じましたが、ゆっくりするなら長めの宿泊が一番ですね。
    ツアーの良さはまさにおっしゃる通りで、時間が限られた人向け。
    効率よくまわってとても気に入ったところが見つかれば、そこをピンポイントでまた来るのもありですよね!
    その気になれば時間は作れると信じてますんで 笑

    よかった教会、気になりますね~
    バーフォードの教会なら行きましたが、ステンドグラスを通して入ってくる光が床をカラフルに照らしていてきれいでしたよ

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