カツアゲかよ、フェズ

モロッコの観光地フェズへ

やってきましたフェズ!

なんて、喜ぶ程の町ではありませんでした 笑 これについては最後でまた触れましょう。

フェズのイメージカラーは青?

フェズはモロッコの観光地の一つ。モロッコの町はそれぞれ独自の「色」を持っているそう(イメージカラー的な?)で、フェズはシャウエンと同じ「青」です。シャウエンから来たので、

どの辺が?

と聞きたくなりますが 笑

ビンボープライス?

町を歩いていると、「ハンドメイド」という言葉を良く耳にします。面白いことに彼らの中には、“Handmade”ではなく“Hando Meido”のように日本語っぽく言ってきます、というか僕はそう感じます。あと、なぜかモロッコでは「安い」を日本人に向けて表現するとき「ビンボープライス」と言ってきます。なぜ、「ヤスイプライス」ではないのでしょうか?笑

そんな商売文句でいろんなものを売りつけてきます(売っています)。

町中にはハンドメイド商品が並びます

有名らしいスリッパ。
11フェズハンドメイド

色とりどりで模様も千差万別なスカーフ。
12フェズハンドメイド

モスクの入口だって一つひとつ丁寧に人間の手によって彫られています。
13フェズハンドメイド

なめし革関連。
14フェズハンドメイド

ふるいにかける道具の木枠。おじいちゃんたちが一つひとつその場で作ってました。
15フェズハンドメイド

とんかちでカンカン叩いてました。
17フェズハンドメイド

このように、そこら中にハンドメイドと言われる商品が並びます。

お仕事中のロバ?にあうこともしょっちゅうあります。
18フェズ荷物運び

狭いからよけるのが一苦労なんてことも…
乗っけているものが通行人の頭にぶつかるなんてことも…
ロバが足を滑らせてこけそうになるなんてことも…

実際に作っているところも見学。
16フェズハンドメイドろくろ

これはおもしろい。ろくろ?を回すのは機械ではなく、人間の足によるマニュアル式。
16フェズハンドメイド

型を作り、固めて、模様を描いて出来上がり。
16フェズハンドメイド出来上がり

工房は観光の中心地から少し離れたところにあることが多いみたい。

フェズのメディナは迷路

さっきから「メディナ」が頻繁に出てきていますが、旧市街みたいなものだと思います。フェズのメディナは迷路です。地図とか持って歩くようなところではありません(少しでも迷った素振りを見せようなら、金目当ての現地人がたかってきます)。だからと言って、気軽にGPS付きのデバイスを用いるのも注意が必要みたいです。宿の近くでタブレット(地図アプリを使用していた)を持っていたら、現地人に「それを同じようにしてメディナ内で使っちゃだめだよ。奪われるから気をつけなね」と言われました。この一言でだいぶ気を引き締めたつもりでした。

ハンドメイド商品もあって、カラフルな・状(「てんじょう(天井)」を変換すると「・状」になってしまう件)もあって、
フェズカラフルタイル

安くておいしいものもあるけど、
フェズおいしい

慣れていないと、そう簡単には楽しめません。

チップ請求野郎がたくさんいます。

フェズのチップ請求野郎には要注意

特に印象に残った3つを記しておきましょう。

■ケース1■

ATMを探していたところ、小学生くらいの男の子が話しかけてきました。ATMの場所を教えてくれるというので(そもそもATMというマシーンを知っているのか疑問でしたが)ついていきました。恥ずかしながら英語は僕よりもかなり達者でした。途中で高校生くらいの兄?が合流。これは想定外。一緒にATMまで案内してくれました。結局、僕のカードは使えず(モロッコで新生銀行のカードが使えないことは、よくありました)別のATMを探すことに。「自分で探す」としつこく言うも「教えるからついてきな」と返される。ま、もう一ヶ所のATMもだめ。そしたら「俺が操作するから~」みたいなことを言ってくるけど、普通に考えておかしいだろ 笑 対応してないカードはいくら頑張ったって無理っしょ 笑 さすがに粘って断った。「あいつは俺のこと信用してないんだ」みたいなこと言われたけどね 笑 最終的に新市街に行くしかないね、と結論づけられる。帰りはもといたメインスクエアまで送ってくれた。というか、メディナ内は案内人がいないと効率よく歩けない。そして、やはり最後にはチップを要求された。「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉で表現するも「言葉なんて何にもならない。お金がすべてだ」みたいなことを言われる。その場を立ち去ろうとすると“WAIT!”と怒鳴られる。しかも自分の前に立ちふさがる。そして向こうがキレる。“GIVE ME MONEY!”と、ストレートな表現が飛んできた。初めての経験だったので怖かったですね。そんな彼をよけて歩みを進めると、「マフィアに頼んでお前なんかすぐに見つけ出してやる」みたいなことを言われました。せっかく習得したペラペラな英語、もうちょっと違うように活かせないかしら。

■ケース2■

午前中、メディナ内を歩いていると、「タヌリ、タヌリ、ナメシガワ」と言って見た目50歳くらいの男が近づいてきた(実際は30歳だったみたい)。このワードを使う人は最も多かったですね。もう、チップ目当てなのは分かっていて、断るも自分が歩く方の前を歩くのでガイドみたいになってしまう。しかも、勝手におじさんの知識を聞かされる。疑いの言葉をかけまくって、一人にしてほしいことを言い続けると、「ノーマネー」とか言いだす。「んなわけないだろ」って日本語で言い放ってしまいました 笑 でも、このおじさん思ったより良い人で、かなり細かく町の案内をしてくれた。かれこれ1時間以上は一緒にいたなぁ。別れ際に、「で、何かない 笑」と。僕は「ノーマネーと言ったでしょ!?笑」と肩を叩きながら返す。そしたら「君が何もくれなくても僕はここで帰るよ。何もしないよ」と、予想外の言葉が出てきました。その後バスを待ちながら、しばらく話していても怒ったり暴言を吐いたりすることはありませんでした。いろいろ教えてくれて、それなりに楽しかったので10MADだけあげました。130円くらい 笑

■ケース3■

メインスクエアを目指しながらメディナ内を歩いていました。男の人がどこへ行くのか聞いてきたので、「メインスクエア」と答えると、「こっちから行くと近いよ」と教えてくれました。礼を言って別れてその道を進みました。突き当たった先で曲がると明らかに人気のない通りになっていて、「これはいかん」と思い、もと来た道を戻りました。するとさっきの男がやってきて、「ミュージアムがこの先にあるから~」みたいなことを言ってきます。いや、そこじゃない行きたいところ 笑 こっちこっちと、別の路地を示してくれますが、明らかにそんな気配はない。「ガイドは必要ありません」とはっきり言うと、こちらもまたキレるパターン。無視して戻ろうとすると、今度は腕を掴まれ引き戻され、強引にその場に留まらせようとさせます。しかも別の男2人もやってきました。この人数なら狭い路地なので余裕で道をふさげます。身体に直接強く触れてくるパターンは初めてだったので、チビりそうでした 笑 怖かったけど彼らの行動に対して非常に苛立ちも感じていたので、日本語で思いっきり言いかえしてやりました。ものすごい罵声を浴びましたが、無事生還しました。

この手の人たちはメディナ内がほとんど

こういった人たちがいるのはメディナ内がほとんどで、新市街の散策はもっと気楽にできます。新市街には、親切な人がたくさんいます。エピソード書くと長くなるから書かないけど。ただ、新市街では英語が全然通じないのが難しいところ…

フェズ – 感想

以上。無視しようにも勝手にガイドが始まったり、キレられたりするので正式なガイドなしでの観光は、難しい町だと感じました。
フェズの宿で、一人旅の日本人女性に会いました。一連の出来事のあとに「すげーなぁ… 大丈夫なのか」と、感心しながらも同じ日本人として心配にもなりました。
もうフェズは結構です 笑

読者のみなさまからのコメント

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