あやしいな~と思いつつ…

本日のひとこと

この旅一番の体調不良に陥った筆者です。ご心配なく。現在は峠を越えて、快復に向かっていると思います。

初めてのアフリカ大陸:モロッコ訪問

それでは、前回の続きです。みなさん、僕がスペインの次に向かった国は分かりましたでしょうか? そう、答えは…

モロッコでした。

今回の旅でアフリカ大陸に来るつもりはなかったのですが、来ちゃいました。スペインとモロッコがこんなにも近いとは思っていませんでしたね。一番近いところだと、数十kmしか離れていないそう。スペインからのモロッコ日帰りツアーが出ているくらいですから…

青い町:シャウエンに魅せられて

んで、モロッコでまず、行ってみたかったところがここ!
シャウエン

青い村で知られるシャウエンです。

タンジェ港の客引きの嵐

スペインからフェリーでモロッコの(旧)タンジェ港にやってきたわけですが、一気にシャウエンへ向かいます。とりあえずですね、いろんなものが、がらりと変わりました。まずは、フェリーを降りた後の客引きの嵐。もう典型すぎて慣れました 笑

「(IDをチラッと見せて)どこへ行く?」

「(あー このチラリ感があやしい 笑)シャウエン」

「(まだ昼の12時過ぎなのに)17時までバスはないよ」

「んな(笑)」

「だから、その時間まで私がタンジェの町を紹介してまわるよ」

・・・

そこら中から、「タクスィー?」も聞こえてきます。

「タクスィー?」

「いくら?」

「どこへ行きたいの?」

「シャウエン」

「5ユーロ」

(安すぎね?笑)

心強い味方??

すべてそれなりに丁寧に断って、30分近く歩いてバスターミナルへ。割と最初から英語が達者な地元のおじさんが勝手にターミナルまでの案内をしていました。道中、寄ってくる客引きをアラビア語で一掃。

ものすごく心強かったですね。

しかし! 良いことだけで終わることがないのが、観光地の特徴。

何か絶対に裏があると思って行動しないと痛い目に遭うのは自分。油断はできません。だけどですね~思いの外、何もなくバスチケットを手に入れることができちゃったんですよ。当時は、この人の狙いが全く読めませんでしたよ。しかし、それは最後の最後に待ち構えていました。僕がバスに乗り込む直前、今までガイドしたことに対するチップ(50MAD、約650円)を全力でせがまれました。

あー!そういう手法か!

と、もやもやしていたのが一気に晴れました 笑 少し申し訳ない気もしましたが、僕はまったくもってガイドのお願いをした記憶はないですし、そもそも感謝の気持ちってのは必ずしもお金で表現するものではないと思っているので(笑)、いやー それはちょっと… みたいな対応をしました。しかも50って高すぎ 笑(コーラ500mLが5.5MAD(70円くらい)です) しかし、せっかく捕獲した日本人、向こうも折れません。

「これから港に戻って仕事しなきゃいけないんだよ。戻るためにタクシーも使うしお金が必要なんだ」

と。冷静に考えれば勝手についてきただけなので、“none of my business”なんですが、困った顔で急かしてくるので、10くらいなら… と、ちょっと考えました。が、その矢先、乗る予定のバスがドアを開けたまま動き出しました 笑 もちろん飛び乗ります。おじさんも付いてきます。だけど、バスの助手みたいな人に追い払われてしまいました 笑 おじさんは、これまでか…といった感じでどっか行っちゃいました。

ヨーロッパののんびりモードにどっぷりと浸っていた僕は、フェリーを降りてから、バスに乗るまでの1時間くらいで、たいぶ疲れましたね… 

バス車内も過酷そのもの

それに追い打ちをかけるかのごとく、バス移動もまた欧州を離れた異国の試練を受けます。気温は35℃以上あったでしょう。しかし、車内に冷房はありません。しかも、窓は開閉式じゃありません。さらに、途中から立ち客もでるほどの満員ぶり。で、僕の飲料水は底を尽きていました…

あの時間は今までの旅のバス移動の中で最も苦痛でした。乗客のほとんどは地元の人と思われる人たち。彼らのほとんどは、イスラム教信者です。で、こっちに来てから知りましたが、ラマダン(断食)中でした(今も続いています)。あの不快指数が振りきれそうな環境の中で、水も飲まずに、さらに女性は肌をほとんど露出しない格好でいるので、心の底から尊敬しました。彼らの宗教に対する信仰心の強さ、そして精神的強さを目の当たりにすることができました。

シャウエンのバスターミナルに到着するも

休憩を含めて3時間後にシャウエンの、これまた何もないよくわからん通りで降ろされました(料金は、35MAD)。これは予想通り。自分の位置を把握し、宿へ向かいます。すると、英語が達者で日本語ちょっと知ってます的なシャウエンに住むという男の人が話しかけてきました。

僕の宿の名前を告げると、場所を知っているというので、「案内するよ!」と。「大丈夫、僕一人で行けますよ、ありがとう。」と言いますが、自分の家が同じ方だから付いてきな、と。自分の地図を見ながら付いていきましたが、途中から地図にない道へ入っていきます。「ここから僕は別の道で行くね」と言いますが、「大丈夫、私は現地人なんだから君よりも道に詳しい。こっちの方が近いよ」と。最後の最後まで、だいぶ怪しんでましたが結果的に、普通に親切なおじさんでした。客引きなんか慣れた 笑 とか思ってましたけど、チップ目当てかの見極めはまだまだのようです。

ようやく宿に到着

やっとの思いで宿に到着。あー疲れた。そして、暑いから冷房かもん!と思うも、冷房がありませんでした。欧州では安くても(と言っても「安い」の基準が違いますが…)冷房が付いていることは、よくあることなので、何も考えずに予約していました。

早くもスペインに戻りたくなっている自分がいました 笑 

モロッコの文化に触れて

初日から異文化に触れまくりの日。ヨーロッパだったら移動だけで、こんなに書くことないですよ 笑 せいぜい所要時間、料金、車窓どうだった?ぐらいでしょう。今回は車窓すら書いてないですからね。 ま、バスの中が不快過ぎて何もやる気が起きなかっただけなんですが 笑

本当はシャウエンの記事にするつもりでしたが、次回に持ち越します 笑

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