山登りの先、メテオラ

本日のひとこと

飛行機やバス、フェリーなどを使って、いろんなところを旅しているけど、2億年後にはこれらの大陸は、また一つの超大陸になるらしいですね。その頃は、盛者必衰という言葉があるように、人類は絶滅してそうですけど。何十億年と幾多の地球変動を耐え抜いてきた先祖が進化し続けて、現在トップに君臨した人類でも自然の摂理ってのには敵わないかな…


かなり感慨に耽っています、実は。

カランバカのメテオラ

カランバカ

そんな今回の記事は、ついにギリシャです。カランバカという町にやってきました。というのも、これを見るためです。
メテオラ眺望3

岩の上に佇む修道院メテオラです。アルバニアのティラナからバスで約10時間。カランバカの駅前で降ろされました。振り向くと、そこにはもう岩が見えます。
メテオラ駅前

カランバカは小さな町です。スーパーはあります。観光客は多いので、レストランやカフェも目立ちます。

カランバカの宿

宿もそれなりの数、あります。ただ、今回はドミトリーを見つけられなかったので、シングルに宿泊しました。
メテオラ宿6

外観、いい雰囲気です。内装もドミトリーと比較すると素晴らしい。
メテオラ宿1

メテオラ宿2

タンスとか、いつぶりだ 笑
メテオラ宿3

やっぱりこういうところも気になるよね。
メテオラ宿4

宿のテラス席からは、こんな景色が見られます。
メテオラ宿7

夜になるとしっかりライトアップされます。
メテオラ宿5

これまたいい雰囲気。一人で宿泊したのが、非常にもったいないくらい。食事なしで、一泊25EUR. 非常に満足のいく内容でした。ただし、ロビーに数匹ハエがいたのと、キッチンに鍋などの調理器具が不足していたことが残念な点。カランバカ中心地からは、タクシーで10分かからないくらいのところ。徒歩で30分です。

Guesthouse Vavitsas

というところです。メテオラに近いですよ~

メテオラを散策

メテオラはバスが走っています。宿があるカストラキ(Kastraki)からは、9,11,13,16時にバスが出ています。僕は道中も写真を撮りながらゆっくり景色を堪能したかったので歩きました。

さ、出発!
メテオラ観光出発

ちなみに、一番遠くにある修道院までは6km以上ありました。しかも上りです。帰りは下りであることと、シングルに宿泊していることを糧にしてがんばりました。ま、歩くの好きでやってるのもあるんですけどね 笑 あまりにも歩くのが楽しいもんだから、この前ネットで

「徒歩、日本、横断」

とか調べちゃいました 笑 おいおい 笑 やっぱ同じこと考えて、実際にやっている人いるですね~ 笑

歩きはじめて10分くらいすると、こんなものが。
メテオラ世界遺産

そう、ここも世界遺産に登録されています。先へ進みましょう。岩の上ギリギリのところに建つ修道院が見えてきました。
メテオラ見えてきました

すげぇ~ 地図を見ると、この先を進めばハイキングコースで近道できるみたいですが…
メテオラ近道入口
※実際はもっと明るいです 笑

僕は普通に道路を歩きます。よく団体客のバスとすれ違う、あるいは抜かされました。さきほどの修道院の反対側に来ました。
メテオラ反対側にまわってきました

ヘアピンコースありです。箱根駅伝みたいや 笑 途中でこんな看板。
メテオラキャンプ禁止

たしかに、山の中にこんな岩たちがそびえていたらキャンプしたくなりますな。そして、ついに先ほどの修道院の真下まで来ました。
メテオラ真下に来ました

ここの修道院は、水曜日は入れないそうです。火曜日だったこの日は、17時まで。その時、日本時間の時計を見て、7時間引くと16時台。※僕の腕時計、古い電波時計でどうやって時間を手動で設定するのかわからないのです。

いける

と思い、階段をのぼって入口までいくと、「クローズ」と遠くから叫ばれました。あれ、16時台なのに?これ、あとから気付いたんですが、アルバニアまでは、時差7時間だったんですが、ギリシャは時差6時間で今までより1時間早い時間でした。油断していました。せっかく階段のぼったから、そこから写真だけ。
メテオラ写真だけ撮った

この修道院をあとにして、先へ進むとまた別の修道院も見えてきます。
メテオラ別のが見えてきました

半分くらいかな、進むと大きな分かれ道です。
メテオラ分かれ道

右に曲がると一番遠い修道院へ着きます。ここでは、まずは左へ。Varlaamという修道院の入口が見えてきます。その前の広場にて。
メテオラ気持ちよさそうに寝る犬

警戒心ゼロ。無防備すぎっしょ 笑 もはや死んでいるみたい 笑(赤矢印
メテオラ気持ちよさそうに寝る犬を上から

呼吸していたので生きています。メテオラの各修道院は、近くまでバスで行けますが、その立地ゆえ最後は多くの階段が待ち受けています。ふっくら体型の方々をはじめ、はーはー言いながら観光していました。僕も歩いてきたので、なかなか応えました。入口までいって…

入場料、3EUR.

僕は、てっきりなぜかお金かからないと思っていたので入る気になれませんでした。他のところで入りたかったので、ここは写真だけ。
メテオラ上まで来たから写真だけ

この修道院をあとにして、先へ進むとMegalo meteoroに辿り着きます。
メテオラMegalo meteoro1

か、か、かいだん… 料金は同じく3EUR. ここはせっかくだから入る。位置的に高いので、眺めはいいです。
メテオラMegalo meteoro2先に訪れた方を見下ろす

それにしても、なんでこんなところにって感じですよね、ほんと。

昔のワイン?
メテオラMegalo meteoro3

展示室もあります。
メテオラMegalo meteoro4

入口と反対側からの眺め。
メテオラMegalo meteoro5Kastraki

カストラキが広がります。ちなみに、赤矢印で示した先が僕が今回宿泊した宿。
メテオラMegalo meteoro5Kastraki宿

さっきの分かれ道で
メテオラ分かれ道

右にも行ってみましょう。眼下には上ってきた道が広がります。
メテオラ長い距離歩いたことを実感

ゴールはまだまだ先です。
メテオラ先も長い

わー

でもこれ。見てくださいよ。
メテオラ眺望1

なんでこんなところに?

って、何度見ても感じる。なんでここだけ、こんな岩が立ち並ぶの?とも。地球が作りだした自然と、そこに繁栄した人類の調和がなんとも。すばらしい景観です。この写真、こんな危険なところ
メテオラ危険な足場

から撮っています。日本じゃー まず立ち入り禁止にするか、柵を設置するかの予防策を講じますよね。風が強く吹いたりもするので、気をつけましょう。

ズームレンズ使用。
メテオラ眺望2

この岩の上から眺めるポイント、もう1ヶ所あります。あ、いるいる。
メテオラ岩の上の観光客2

撮る角度を変えると、なんかこれもかっこいい。
メテオラ岩の上の観光客

これが、さっきいた場所。
メテオラ岩の上の観光客3

アメリカの国立公園にいるみたいですな。この岩の上ではみなさん、思い思いのことをしています。こんなところでメールしてみたい。
メテオラ岩の上の観光客4

とにかく美しいので写真好きにはたまらないのです。
メテオラ岩の上の観光客5

日が暮れてもなお、その美しさを楽しむ観光客。
メテオラ岩の上の観光客6

岩と岩の間から見える町。
メテオラ岩の間から見える町

歯の上にあるみたいな修道院。
メテオラ眺望4

こんなところに、どうやって作るんだ。現代ならこれに乗って移動できる?
メテオラ修道院へ続くなにか

ゴールまでもうちょっと。
メテオラふらふら歩いていると

かなり高いとこまで上ってきました。
メテオラ眺望5

ようやく一番遠い修道院へ着いた頃には、日が傾き始めました。
メテオラ眺望6

日が沈むまで休憩しましょう。
メテオラ夕焼けを待つ

下の方は厚い雲が広がっていました。
メテオラ雲に隠れていきそう

夕日はその雲に隠れていきます。たくさんの飛行機がその軌跡を描いています。
メテオラ飛行機雲と夕日

雲に隠れたあと、輪郭がきれいにオレンジ色に染まります。
メテオラ雲に隠れる太陽

こうして今日も1日が終わってしまった。太陽が雲に隠れた後も、のんびり眺めるのもいいんですが、車がないので、帰らないと… ということで、歩きながら夕焼けを堪能しました。宿に帰る途中。
メテオラ燃えるような空

どんどん暗くなります。
メテオラ帰り道

町の明かりがちらほら。
メテオラ帰り道で見る町の様子

完全に真っ暗に。町中になる一部の岩はライトアップされます。
メテオラライトアップされる奇岩

メテオラ – 感想

ここメテオラは、修道院の中に入らなくてもその外観を眺めるだけで満足することができるんじゃないかなと。岩の上に建つ修道院は文句なしで不思議な感じです。僕はそれに加え、山の中に突如現れる数々の奇岩も不思議でした。修道院がなければ世界遺産には登録されていないだろうし、こんな大きな観光地にもなっていなかったでしょう。なんにせよ、朝4時発のバスで10時間かけて来てよかったと思える場所でした。自分が感動するポイントが徐々に掴めてきた気がします。

次回は、ギリシャの首都に向かいますよ~

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