ずっと訪れてみたかった地域
山と湖、そして湖ぎりぎり、いや、はみ出している落ち着きのある小さな町。生で見たことがなく、当然訪れたことがないところ。満喫してきました。この町の写真は、カレンダーの写真によく使われたりするそうです。オーストリアを訪れたのは、ここに来るためでした。(移動体験記)
ハルシュタット
そう、ここは世界遺産にも登録されている小さな町、ハルシュタット。今回は、ハルシュタットについての記事です。
ハルシュタットへの電車でミス!
ハルシュタットには宿がいくつかありますが、安宿はないので、ザルツブルクから日帰りで観光しました。ザルツブルク市内からは、150番のバスで約100分かけて、バートイシュル(Bad Ischl)という駅に向かいます(10.4EUR)。9:15ザルツブルク中央駅発のバスに乗り込む。途中、St. Gilgenという場所を通過しますが、そこで見られるヴォルフガング湖がとてもきれいでした。バートイシュルで電車に乗り換えます。ハルシュタットへ行きたいと駅員に伝えると、往復チケットをくれました(8.2EUR)。11:03の電車と言われ、ホームで電車を待ちます。すると、10:55くらいに電車が入ってきました。お、早めの到着だね!なんて思いながら、ホームにいた人と一緒に乗り込みます。すると1分くらいで電車は発車しました。このときは、これから見られる車窓からの景色とハルシュタットに行くことに対するワクワク感満載だったので何とも思いませんでした 笑
が、途中で
「あ、そういえば。あれ?出発したの早くね?」
ってなりました。遅いよ、気づくの!みなさんお気づきの通り、逆向き列車に乗っていました 笑 単線なので何番線とかないし 笑 じゃその電車に乗り込んだ多くの他の人は、どこへ?その電車、リンツという観光地へ向かう電車でした 笑
正しい方向に向かいました。この駅で僕以外にも同じミスをやらかした韓国人2人が降りてました。10分後に電車があったのが、不幸中の幸い。バートイシュルに戻り、そのままハルシュタットへ。途中の駅で運転手交代?携帯で通話しながらホームと逆方向へ行く運転手。
車内アナウンス、ハルシュタットの駅に着くときには英語でも言ってくれます。バートイシュルから乗った場合は、進行方向右側の席の方が景色GOOD. 電車は30分くらいで着くのが普通です 笑 ということで、ハルシュタットの駅に着きました!
あー もう昼過ぎてるじゃん 笑
フェリーで町へ向かう
ここからは、湖の対岸?にある町へフェリーで向かいます(片道2.5EUR)。こんなふうに、鉄道の到着時間にあわせて迎えに来てくれます。
交通費が… フェリーはデッキに出ることもできますが、美しい景色に興奮した観光客であふれていたので、僕は「帰りもあるさ」と思いながら大人しく中の席へ。てか、フェリーの中にいる人ほとんどアジア人じゃん!自分もだけど!笑 韓国人が多い印象を受けました。次に中国人。日本人、僕だけ。あとは数人の欧米人。5分くらいで対岸に着きました。帰りの時刻表をチェック!
電車の時刻も一緒に書いてあるから助かります。4時間かけてやっととうちゃーく!!ってのもつかの間。そこら中から、中国語が聞こえてきました 笑 一般的に中国人は話し声が大きい。こんなにヨーロッパの観光地でアジア人の割合が多いのは初めてでした。最初はとっても不思議な空間にいる気がしました。もはや驚きを超えて、笑いに到達していました 笑
街歩きを始めてみるも、まじで中国・韓国人おおい!笑 夕方になるにつれて欧米人の割合が増えてました。午前から行動型のアジア人と午後から行動型の欧米人がはっきり分かれた町でもありました、どうでもいい 笑
僕が観光した日の天気は、宿を出た時は雨。でもハルシュタットに着いた時には、雨はやんでいました!曇りでしたが、雨が降っていなかっただけ合格。
ハルシュタットの街歩きスタート!
それでは、町中に入って行きましょう。と、その前にお決まりの昼食をとらせてください 笑 特等席。
ザルツブルク市内で購入しておいたパンとチーズを頬張りました。さ、街歩き開始です。ハルシュタットは、こんな感じで湖にはみだしている家もあります。
ハルシュタットは岩塩が有名です。って、大々的な日本語広告!?笑
一気に観光客が減りました。ハルシュタットにある滝に近づくことができます。
一本道かと思ったら…
地図を持っていなかったので、勘に頼る。しかし、この小屋のところでギブ。
いざ下山。帰りは余裕。上からの景色が良さそうなところで写真を撮ります。
そうそう、このときには少し青空も見えたんですよ!もう超きれいでした。山の中ではまわりに人がいなかったので、ひとり占め!!
町中には、そこそこ大きいスーパーもあるので、安く済ませたい人の味方となるでしょう。山登りの際には、ここで食料を仕入れましょう。
再び町の散策に戻ります。町中では薪をよく見かけました。寒い冬には欠かせない?
このお店は、木で作られたお土産を販売する雑貨屋。僕のお気に入りの一つです。
撮影ポイントにて。船が行き来すると、みなさんカメラを構えます。
今の時代、デジタルカメラが主流。動くものは、その瞬間に何枚か撮ってあとで選別するってのも一つの手。こんな山中でも自転車に乗っている人がいました。
ハルシュタット観光 – 感想
ま、ざっとこんな感じの町です。かわいらしいだけではない。山の中の湖にあるので美しくもあります。ここに一泊して、晴れた日の朝、観光客の少ないときにも散策してみたいものです。日中は雑貨屋巡りで、午後はのんびり。夕方には湖がどんな顔を見せるのか気になります。僕
は、ザルツブルク市内に帰らなければならなかったので、18:15の終フェリーで帰りました。宿に着いたのは21時くらいでした。市内に戻った時には雨。タイミングが良かったのか、はたまたハルシュタットが恵まれていたのか。
世界文化遺産のハルシュタット、おすすめです。
※「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として登録されています。ダッハシュタインは寒いのでちょっと…
読者のみなさまからのコメント