【昨晩のつぶやき】
お腹がすいた。夜ごはん食べ損ねた… 今日の朝食で補給完了。
【本題】
ラスベガスに来て行ってみたかった場所、第2弾
それは、アンテロープキャニオンです。
アンテロープキャニオンはラスベガスから片道、車で5時間。もちろん、今回もツアーを利用しました。ここにきて、どんどん金が飛んでいく 笑 ちなみに、アメリカとカナダ滞在中の一日平均の出費額は、なんと約9800円。ま、それは置いといて…
ネバダ観光サービス(通称、ネバカン)のツアーを利用。日本人向けのツアーです。運転の時間が長いのでドライバーは二人体制。途中で交代して片方ががっつり寝る、というちょっと面白い光景でした。宿で他のツアーに参加した人は、運転手が完全に寝ていて、車体がぐらぐら蛇行しまくって怖かったって言ってたから、安全・安心に注力しているのは評価が高くなるポイントですね。当然ながらその分、値段は上がります。日本語のツアーなので、そもそもの料金が高いですから… ま、ツアーを申し込む際に何を優先するのか。それは人それぞれですから。僕はスケジュールの観点から、これがピッタリ。時間に縛られました。
既に参加していたH.I.S.のデスバレーのツアーガイドとは異なり、ネバカンのガイドは普通。良くも悪くも無難にこなしたといった印象。でも、写真を積極的に撮ってくれる姿勢はこっちが楽しくなるのでGOOD.
アンテロープキャニオンは、先住民のナバホ族が管理・維持する地域にあるので、彼らのガイドなしでは観光することが許されません。ネバカンのガイドは、ナバホ族が話す英語をざっくりと訳してくれます。
さ、前置きはこれくらいにして~ 写真はよ ですよね 笑
まずはアンテロープキャニオンのlowerキャニオンの方へ。地面の割れ目に入っていきます。
きました、待ってました、アンテロープ。これですよ、これ。見たかった光景。
基本的に、ナバホ族のガイドは自発的に解説をしません。知りたい人は聞いてくださいスタイル。ただ、写真撮影のスポット、カメラの絞りやISO感度、ホワイトバランスなどの調整を手伝ってくれます。スマホの場合は、iPhone利用者は言語が違えど基本的にアイコンが同じ配置っぽいので、撮影に適した設定をしてくれます。
日本人ガイド曰く、彼らにとってアンテロープキャニオンは地面にできた単なる割れ目。いやいやいや、そんな単なる割れ目なんてことでは片づけられないと思いますよ!
山に降った雨が鉄砲水となってここへやってきて、この美しい自然の景観を作りだしています。当然、現在も鉄砲水がくることがあります。なので、月日をかけてその景観は常に変化し続けているんだとか。日本人ガイドさんは170回くらいアンテロープキャニオンへ来ているそうで、最短で2週間の間に違いがハッキリとわかるような変化を捉えることができたそう。
面白いことに、光のあたる角度や写真の撮り方が変わると、写しだされるアンテロープキャニオンも変化します。
始めはこの横線は鉄砲水の流れによって形成されたものかと思っていましたが、実際は長い年月をかけてできた地層なんだとか。
場所や時間、天候によっては束になったような太陽光が降り注ぎます。
あ、やっと人が写り込んできましたが、狭い道を数グループに分かれて歩くので、広い領域を写真に収めようとすると、人間も入ってくることが多いです。いなくなるのを待ってもいいですが、それを繰り返していると自分のグループから遅れをとることになるので注意。
アンテロープキャニオンは、lowerとupperの二ヶ所観光する場所がありますが、どちらも写真撮影会みたいな観光で、どんどん進んでいっちゃうので一眼所有者はかなり大変。場所ごとにゆっくり設定をいじっている暇がありません 笑 周りの様子を見ていると、iPhoneのカメラがとても優秀でしたね。
これまでに鉄砲水によってここで亡くなった方の名前。フランス人ばかりなのは、なぜだ。こういった惨事が繰り返し起こらないように、ナバホ族がその日のアンテロープの入場の可否を厳しく判断しています。日本人ガイドさんが言ってましたが、僕が参加したツアーの前々回は、現地まで行ってから「今日はダメです」ってなったらしいからね… その場で雨は降ってなかったみたいですが。
lowerの後は、upperの方の観光です。こちらは、別の駐車場から専用のジープに乗り換えて移動です。
この移動がまた、大変。砂埃ガンガン舞う。マスクを持参している日本人もいましたが、正解ですね。コンタクトしている筆者は、目も開けられません 笑 それでいて一瞬ケツが空中に浮くほど揺れることもあるというスリル付き。
lowerでだいぶお腹いっぱいって思ってたけど、ここが本番でした。見て下さい、これ。
地面の割れ目から太陽光がビームとなってキャニオン内に入射します。午前11時頃で、晴れていることが条件らしい。日本人ガイドさん曰く、僕たちの参加日以前の4回は連続して見れなかったそう。
ナバホ族の人が、写真撮影ツアーに参加している人たちのためにわざと砂埃をまきあげます。アンテロープキャニオンで、ビームを始めて撮影したオーストラリアの写真家の(白黒)写真は、6億2千万円で落札されたんだって…
upperもたくさんの写真スポットがあります。僕は割と前半の方からはぐれて、ついていけませんでした 笑
まっすぐ歩き続けること30分かからないくらいだったかな、出口。
帰りは来た道を戻る形で歩くので、もう一回通れます。基本的に帰り道では撮影禁止なんだとか。でも、ナバホ族のガイドのおばちゃんが帰り道もスマホでガンガン撮ってたので、僕も乗っかりました。クソまじめにルールを守っていると損するのは自分ですからね。この旅で学んだ。
見ての通り、「ほわーん」といった感じではなく、かなり しっかり、そして鋭く、ビームは入ってきます。見られるのは午前中ですので、見たいなら天気のいい日、午前中にアンテロープを訪れましょう。そして、入場できることとビームが見られることを祈り続けましょう。
運も味方して、アンテロープキャニオンを満喫することができました。普段の行いがいいからかな 笑 ラスベガスに行った際は是非、足を延ばしてみたいところです。
読者のみなさまからのコメント