本日のひとこと
食べ物がおいしくて、見どころもたくさんあって、楽しいヨーロッパの旅だけど、一つだけ言わせてほしい。
トイレ有料にするのやめない?
ヨーロッパに限ったことじゃないけど、日本から来た僕からするとトイレ使うのに何で金を払わなければいけないのか理解できない。モロッコなんかは13円で使用できるけど、欧州に来ると通常、一回0.5EUR. 2015年7月、今のレートでいくと、68円もかかる。電車の駅に着いた、さてトイレでも行っとくかと思って行くと、丸い金属を投入する穴を横に備えたシルバーのバーが行く手を阻んでいる。バス旅の休憩も同様。目ん玉飛び出るほど物価の高いサービスエリアでも、当然のごとく金をとる。今日なんて大きなショッピングモールはさすがに無料だろうと思って行ったら(なんとなく無料だと思った)、まさかの…
トイレを使うためだけに70円近くも払いたくないので、ヨーロッパでは使いません。
※パリ市内には無料の公共トイレがいくつかあって、それには感心しました。
ザーンセスカンス(Zaanse Schans)
さて、アムステルダムに来た理由は、ザーンセスカンス(Zaanse Schans)を訪れたかったからです。
アクセス方法
ザーンセスカンスは、まさにそのイメージにぴったりな場所です。アムステルダム近郊の町なので、日帰りで十分楽しめます。アムステルダム中央駅からバスで40分(片道5EUR)。中央駅の上にあるバスターミナルへ行けば、観光客とそれっぽい案内人が立っているので、どのバスに乗ればいいかすぐわかります。券売機が地上階にありましたが、チケットは運転手から直接買えます。その方が間違いなくて安心。
オランダのハイライトがここに
ザーンセスカンスに着くと、風車があり、土産物屋が並ぶ街並みが小さな村みたいな形で形成されています。完全に観光用の場所として整備されています。 つまり、オランダのハイライトがここに凝集されているので、観光客にとっては、短時間でオランダっぽさを味わうことができる素敵な場所なのです(オランダ観光の公式HP見てみると、同じ内容が書いてありました。なので間違いないでしょう 笑)。風車の写真撮って、「はい、終わりー」みたいな寂しい状況には陥らない、はず 笑
最初に迎えてくれるのは、観光案内所やカフェ。そこを通り過ぎるとワッフルやアイスの誘惑ゾーン。そして、ここからが本番。
木の靴が有名👟
オランダでは木の靴が有名。今となっては田舎の農家の人が履いているくらい。でも、お土産としては人気を博しています。
ここの店はミュージアムも兼ね備えていて、過去にはこんなのありました的な靴が展示してあります。中でも、一番印象に残ったのがこちら。
こまかいでざいん…
ザーンセスカンス、何がいいって、風車以外全て無料で入れるところ。この店も例外ではありません。時間を狙って行けば実際にどのようにして木の靴が作られるのかを見学することができます。ワクワクしながら、僕は8分前から席を確保してスタンバイ。
お!お兄さんが入ってきた! 解説は英語とオランダ語。これらの靴は全てハンドメイドなのかと思っていましたが、今はもうオートメーション化されているとのこと 。直方体の木から人の手によって作る場合、(たしか)5~6時間は要するんだとか。機械にセットすると5分(笑) ショーの方も機械にお任せコース(全自動)。
木をセットしてスイッチを入れたら、電話をし始めるというジョークで会場を沸かせます。数分で靴の形に。次は足を入れる部分。
これは人間が機械の削る部分を動かします。唯一、職人っぽさを感じたところ 笑 出来上がった靴の穴の部分を口で覆い、息を吹き込むとかなりの量の水が出てきました。そう、水分をがっつり含んでいる特別な木みたい。だから、こうやって型を作ったあとはしばらく乾燥させる必要があります。乾燥後に絵付けして完成! こうして作られた靴が店内には所狭しにディスプレイされています。
くっそでかいサイズもあったので、足がでかすぎて、いつもサイズが無い人も安心して買い物ができる!笑
無料でなかなか楽しめる店でした。
チーズ
ここも無料でチーズの製法だったか、歴史だったかを聞けるコーナーがあるみたいですよ。それもいいけど、この店、試食の充実度が半端ない 笑 まるでビュッフェ会場みたいに人が並んで、いろんなチーズを試せるんですわ。僕が一番気に入ったのは、このチーズだったな~
試食の効果ってすごいもんで、周りの人も買ってるから特にうまかったチーズを自分も買いたくなっちゃうんですね。3個セットとか5個セットとかお買い得感が… 特別チーズに詳しいわけではないけど、ますますチーズファンになっていきます 笑
風車
ザーンセスカンスを流れる川にかかる橋の上から、観光のメインの場所を眺めてみました。それぞれ4だったか6EUR払えば、風車の中に入ってちょっと上に行くことができます。タイミングが良ければ、風車と一緒に羊も?
羊だけ。みんな同じ向きに頭下げてるから、羊界のトップでも君臨したのか?笑
中に入るだけなら無料という風車もあって、そこは見逃しませんでした。
風で羽根が回ります。すると、下の石臼みたいなのが動きます。コーヒー豆みたいなのを擂り潰していました。風力で動かすなんて、エコ度高いっすね。
花と一緒の風車という構図はなかなか見つからず… 頑張って探した結果、これ。
「チューリップ x 風車」はやっぱり4~5月のザイプ! 行くとした日本のGWですかね。
住宅街
観光客が一気に減り、閑静な住宅街にオランダらしい伝統的?な家々が並んでいます。花もきれい。
冒頭の風車の写真を撮った橋を使って、メインの場所との行き来はできますが、渡し船も出ていますので、行きは歩いて帰りは渡し船なんてのもいいかもしれませんね(たしか1EUR)。
ザーンセスカンス – 感想
ザーンセスカンスの風車エリアはとっても小さい領域なので、日帰りというか半日の日帰りで十分楽しめます。午前中はかなり涼しいので長袖などの羽織り物は必須でしょう。半袖1枚で来てしまった筆者は、しばらく寒さとの闘いでしたので 笑
最後に。非常に中国人観光客が多かったです。理由は分かりませんが、中国人にとても人気の高いスポットだったようです。実際、英語やオランダ語、ドイツ語に混ざって、中国語表記が散見されました。
読者のみなさまからのコメント