本日のひとこと
金のかかるオランダに行ったり、移動しまくったりしているから、ここ最近の出費がすげー 笑 なんてったって欧州滞在は残り2週間くらいだからなぁ… 今のところ合計出費は予算内だから、あまりケチケチし過ぎないほどがいいかもね。
チーズで有名なアルクマール
前回の記事は「オランダと言えば、風車!」がメインの村について書きました。今回はその続き、題して「オランダと言えば」シリーズ第2弾!笑
オランダはチーズの生産地として有名。国内ではアルクマール(Alkmaar)という町が観光客にも人気のチーズの町。この町の目玉は、なんと言ってもチーズ市。4月から9月上旬の毎週金曜日の朝10時から12時半まで限定で開催されます(実際は7時から動いているみたい)。これを狙っていたので、ケルンの後にブレーメンを先に訪れたんですよ(オランダの後の行程上、ブレーメンは後で訪れた方が地理的に有利)。
アルクマールへのアクセス方法
アムステルダム中央駅からアルクマール駅までは電車で40分(片道7.4EUR+専用ICカードを持っていない場合1EUR追加)。 アルクマール駅を出るとすぐに、看板発見!
伝統衣装に身を包んだ女の人がパンフレットを配っています。会場へは徒歩で行けます。道順も分かりやすい。
チーズ市に到着
身長が183cmある筆者でも、見えるか見えないかのきわどいライン。欧米人は基本的にでかい、というのに加えて、立ち位置が後ろにいくにつれ下がる緩やかな坂。そりゃ無理だわ 笑
思いっきり手を伸ばせば、写真は撮れる(2時間半もやってるので、しばらくすれば人は減っていきます)。オレンジ色の丸いのがチーズ。
この白衣を着た人たちがチーズの「質」をチェックする人。てか、そもそもこの広場では何が行われるのか。
チーズの取引見学
基本的に、ここでは昔ながらのチーズの取引を見学することができます。中でも一番の見どころは、これ。
この人たちが広場のチーズを計量所へ運び、計量し終えたチーズを別の台車まで持っていきます。下の写真の左奥が計量所。
釣り合うためにはこれだけの分銅が必要。アナログなところが昔っぽい。2時間半で26000kgものチーズが取引されるんだって。すごっ! 100gで良いから、土産として持って帰りたい 笑 ちなみに、1EURで人間計量もやらせてくれます。こちらはメッシとそのお父さん。
あの人たち、よく肩壊さないなぁ… あ、この人間計量の結果はオランダ語で大声で記録係に伝えられるので、恥ずかしい方は数人で乗りましょう 笑
すると、青い服を来た人たちが二人組でチーズを台車に乗っけます。結構重そう… なので、チーズを
1EURで買えます。他にもチーズ4点セット10EURとかありました。チーズでいっぱいになった台車はどこかへ運ばれて行ってました。
会場ではチーズの取引の間、観光客を楽しませてくれる小イベントも発生します。例えば、一般人がチーズ運びにチャレンジしたり、(肩いてーだろうな…)
観光客がチーズになったり、(さすがに女性。でも台と成人女性二人で100kgは裕に超えているでしょう)
チーズ博士っぽい人が試食させてくれたり、(いや、鑑定士だから博士でしょ 笑)
楽しめる要素盛りだくさん。ただ、人混み度は尋常じゃないことだけは忘れずに 笑
チーズ市の出店
こうして取引を見学した後は、出店を回ります。思ったほど数は少ないです。でも、この丸い形をしたチーズは、専門店で買うブランド物?よりも3分の2程度の価格でゲットできます。
オランダで生産されているチーズの多くはゴーダチーズ(牛)と呼ばれるチーズですが、僕はあえてヤギのチーズを購入。
小さいパンを持参して挟んで食べるのが上級者。 チーズ片の無料での試食ももちろんあります。
チーズ博物館
出店もいいけど、アルクマールへ来たらチーズ博物館も忘れずに(入館料4ERU)。
しっかり冷えていて、うまし。「いいよ」と言うもんだから、帰り際にももらっちゃいました 笑
ミュージアムってことで、オランダでのチーズ作りの歴史や製法まで、子どもでも楽しめるように工夫されているので分かりやすいです。 これはオートメーション化された乳搾り機。
一頭の牛から一年間に搾取できる牛乳の量の変遷。
- 16世紀:1000~2000L
- 19世紀:3000L
- 20世紀初頭:4500L
- 現在:8000L
文明の利器ってやつですね。この機械を牛に取り付ける工程も今ではオートメーション化。高効率・高生産に驚きです。ちなみに10kgの牛乳から1kgのチーズができるんだとか。
ミュージアムでは、10分間程のオランダでのチーズの歴史についての紹介ムービーを見れます。しかも日本語音声あり! 入館時に受付で予約しましょう(自分から言わないと英語になっちゃうかも)。 僕は当然、日本語を予約しました。が、同じタイミングで誰も一緒に見る人はいるはずもなく、会場ひとり占め 笑
優越感に浸れます 笑
ミュージアムはチーズ市が開かれる前にあるので、上から眺めることもできます。でも、終わった後は即、カフェのスペースになるみたいです…
アルクマールのチーズ市 – 感想
いや~ チーズ一色の一日でしたね。
チーズ市での一連の流れを見ていて非常に効率の悪い取引だと感じました。当然、現代では普段、イチイチこんなことをしません。しかし、こうやって伝統的な行事を催して観光客を楽しませてくれるので、チーズ好きはもちろんのこと、特段チーズに興味がなくても訪れる価値ありです!
読者のみなさまからのコメント